コラム2025.11.20

フリーコンサルはやめとけ、厳しいと言われるのは大きな誤解

「コンサル」と調べると「やめとけ」「厳しい」「後悔」といったネガティブなワードが並ぶことが多々あります。これから独立を志す方にとって、これらの言葉は不安を煽る大きな壁となるでしょう。「せっかく築き上げたキャリアを捨てて、路頭に迷うことになったらどうしよう」と足踏みしてしまうのも無理はありません。

しかし、結論から申し上げます。「フリーコンサルはやめとけ」という言葉は、業界の実情を知らない人々の偏見か、あるいは準備不足で飛び込み失敗したごく一部の事例に過ぎません。

現代のビジネス環境において、高い専門性を持つコンサルタントが独立することは、リスクどころか、キャリアと収入を飛躍させるための最も合理的な選択肢の一つです。実際に、ファーム時代よりも労働時間を減らしながら、年収を2倍、3倍に増やしているフリーコンサルタントは珍しくありません。

本記事では、フリーコンサルティング市場に精通した著者が、世間で囁かれる「やめとけ」論の嘘を暴き、その裏にある真実を徹底解説します。ネガティブなイメージの正体、稼げるカラクリ、そして「本当にやめておいた方がいい人」の特徴まで、きれいごと抜きでお伝えします。

「フリーコンサルはやめとけ」は本当か?

火のない所に煙は立たないと言いますが、なぜここまで「フリーコンサル=危険」というイメージが定着してしまったのでしょうか。まずはその背景にある心理的要因と、実際にファームから独立した際のリアルな変化について見ていきましょう。

なぜ「厳しい」というイメージが先行するのか

「フリーランスは不安定である」。この固定観念は、日本の終身雇用制度が生み出した古い常識に根ざしています。特にコンサルティング業界のようなハイレベルな職種においても、組織を離れることへの恐怖感は根強く残っています。

「厳しい」というイメージが先行する主な理由は以下の3点に集約されます。

  • 情報の非対称性: フリーコンサルタントとして成功している人々は、わざわざSNSなどで「これだけ稼いでいます」と公言しない傾向にあります。クライアントとの守秘義務があることや、嫉妬を買うリスクを避けるためです。その結果、ネット上には「案件が取れなかった」「契約を切られた」という、うまくいかなかった人のネガティブな声だけが蓄積され、目立ってしまうのです。
  • 一般的な「フリーター」との混同: 「フリーランス」という言葉が、スキルを持たない非正規雇用や、単価の低いクラウドソーシングで働く層と同じ文脈で語られることがあります。しかし、企業の経営課題を解決する「プロフェッショナル・コンサルタント」と、一般的な労働力としてのフリーランスでは、市場価値も待遇も天と地ほどの差があります。この違いを理解していない層が、「フリーランスなんてやめとけ」と無責任に発信しているケースが多々あります。
  • 営業への過度な不安: 「コンサルタントとしての腕はあるが、営業をしたことがない」という人が多いため、「自分で案件を取ってこなければならない=無理」という思考停止に陥りがちです。しかし、後述するように、現代には優秀なエージェントが豊富に存在するため、コンサルタント自身が泥臭い営業をする必要はほとんどありません。

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激務のファームから転身した私のリアルな体験談

私自身が取材した、元大手総合系ファームのマネージャー(30代男性)の事例をご紹介しましょう。彼はファーム在籍時、深夜2時までの残業は当たり前、土日も資料作成に追われ、心身ともに限界を感じていました。「このままでは体を壊すか、家庭が崩壊する」という危機感から、周囲の「やめておけ」という反対を押し切って独立しました。

独立後の変化

  • 労働時間: 「終わりの見えない残業」が消滅しました。契約範囲内の業務に集中できるため、無駄な社内会議や、上司やパートナーの思いつきで作らされる資料作成がなくなり、純粋な稼働時間はファーム時代の半分に減少しました。
  • 収入: ファーム時代の年収は1,300万円でしたが、独立初年度の売上は1,800万円を超えました。さらに経費計上による節税効果もあり、手取り額の実感としては2倍近くになりました。
  • 精神面: 「会社の看板」ではなく「個人の名前」で勝負するプレッシャーはありますが、それは心地よい緊張感です。嫌な上司に評価されるストレスから解放され、クライアントの感謝の言葉がダイレクトに届く環境は、何物にも代えがたいやりがいとなりました。

彼は言います。「一番のリスクは、独立することではなく、思考停止して今の環境にしがみつき、市場価値を確認しないことだった」と。

「やめとけ」と言われる3つの誤解

では、具体的に世間で言われているネガティブな噂について、一つひとつ事実に基づいて検証していきましょう。これらは多くの場合、実態とかけ離れた「誤解」です。

【誤解①】収入が不安定で稼げない

「毎月の給料が保証されていないから不安」というのは、会社員から見た時の最大の懸念点でしょう。しかし、フリーコンサルタントの「単価」の仕組みを知れば、その不安は払拭されます。

フリーコンサルタントの報酬は、ファームがクライアントに請求していた金額に近い水準(正確にはエージェントマージンを引いた額)が、ダイレクトに個人に入ってきます。 例えば、ITコンサルタントやPMO(プロジェクトマネジメント支援)の案件であれば、月額単価100万円〜150万円が相場です。戦略系やSAPなどのハイスキル案件であれば、月額200万円を超えることも珍しくありません。

安定の定義を変える

仮に月額150万円の案件を獲得できたとします。

  • 12ヶ月稼働:年商1,800万円
  • 9ヶ月稼働(3ヶ月休み):年商1,350万円
  • 6ヶ月稼働(半年休み):年商900万円

たとえ1年のうち半分休んだとしても、一般的なサラリーマンの平均年収を大きく上回ります。「仕事がない期間=収入ゼロ」という恐怖よりも、「稼働している期間の爆発的な収益力」に目を向けるべきです。数ヶ月分の生活費を貯蓄しておけば、案件の切れ目は単なる「長期休暇」に変わります。これは不安定ではなく、コントロール可能な「自由」なのです。

【誤解②】案件がいつ途切れるかわからない

「今は良くても、不況になったら仕事がなくなるのでは?」という声もあります。確かに経済情勢の影響はゼロではありませんが、コンサルタントに対する需要の構造を理解する必要があります。

現在、日本企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)、働き方改革、グローバル対応、新規事業開発など、待ったなしの課題に直面しています。しかし、少子高齢化により、これらを推進できる高度人材は圧倒的に不足しています。 企業は正社員を採用したくても、優秀な人材は市場におらず、採用できません。そのため、即戦力であるフリーコンサルタントへの依頼は、一時的なブームではなく、構造的な「必須ニーズ」となっているのです。

  • プロジェクトの長期化: システム導入や業務改革などのプロジェクトは、一度始まれば半年〜1年以上続くのが一般的です。毎月案件を探し回るような自転車操業になることは稀です。
  • 契約更新の常態化: 一度参画して信頼を得られれば、当初の契約期間が終わっても「次はこのフェーズをお願いしたい」「別の部署の課題も見てほしい」と契約が更新(ロールオーバー)されるケースが大半です。

実力さえあれば、案件が途切れるどころか、「忙しすぎて断るのが大変」という状況になるのが現実です。

【誤解③】会社員時代より結局激務になる

「自営業はブラック企業」と言われることもありますが、これは店舗経営や下請け構造の末端にいるフリーランスの話です。フリーコンサルタントの場合、働き方は契約によって守られています。

契約という防波堤

会社員時代は「定額働かせ放題」だったかもしれません。しかし、フリーランスの契約は「準委任契約(業務委託)」であり、業務内容や稼働時間が明確に定義されています。

  • 稼働率の調整: 「週3日稼働」「月100時間以内」といった契約を結べば、それ以上の労働を強制されることはありません。
  • 無駄の排除: 先述の通り、社内政治、評価会議、採用面接、部下の育成、飲み会の幹事など、直接売上につながらない業務(ノンビラブルワーク)は全てカットできます。

結果として、プロフェッショナルとしての価値提供に集中できるため、労働時間は減り、生産性は向上します。激務になるかどうかは、断る勇気と契約交渉次第で完全にコントロール可能です。

【徹底反論】フリーコンサルの真実

ここまで誤解を解いてきましたが、さらに踏み込んで、フリーコンサルタントだからこそ得られる「果実」について解説します。

戦略次第で年収は2倍以上になる

フリーコンサルタントになると、収入が増える要因は「単価アップ」だけではありません。「税金と経費」の仕組みを味方につけることで、手元に残るお金(可処分所得)を最大化できます。

会社員と個人事業主の違い

  • 会社員: 給与から税金や社会保険料が天引きされ、残ったお金で生活費を支払います。節税の余地はほとんどありません。
  • フリーコンサルタント(個人事業主/法人): 売上から「経費」を引いた額に対して税金がかかります。 自宅兼オフィスの家賃の一部、光熱費、通信費、PC購入費、書籍代、セミナー参加費、打ち合わせの飲食代などは、事業に必要なものとして経費計上可能です。さらに、「青色申告特別控除」や「小規模企業共済」などの制度を活用すれば、課税所得を大幅に圧縮できます。

年商が1,000万円を超えてくれば、「マイクロ法人」を設立して税率をコントロールすることも視野に入ります。これらを駆使することで、額面の年収アップ以上に、実質的な豊かさを享受できるのがフリーランスの特権です。

案件はエージェント活用で安定供給できる

「営業力がないから無理」という悩みに対する答えは明確です。「営業はプロに任せればいい」のです。 フリーコンサルタント市場には、専門のエージェント(案件紹介サービス)が多数存在します。彼らは企業の決裁権者とパイプを持ち、一般には公開されていない高単価案件を多数保有しています。

エージェント活用のメリット

  1. 営業代行: 自分のスキルシート(職務経歴書)を登録しておけば、エージェントがマッチする案件を探し、提案してくれます。
  2. 単価交渉: 自分では言い出しにくい報酬の交渉も、エージェントが間に入って行ってくれます。
  3. トラブル対応: 契約内容と現場の実態が違う場合や、支払いの遅延など、万が一のトラブル時にも仲介してくれます。

優秀なエージェントを2〜3社パートナーとしてつけておけば、案件が終了する1ヶ月前から次の案件を提案してくれるため、空白期間を作ることなくスムーズに稼働し続けることが可能です。「案件を探す手間」を外注できる仕組みが整っていることが、安定の最大の理由です。

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ただし…「本当にやめとけ」と言える人の特徴

ここまでフリーコンサルの可能性を強調してきましたが、誰でも無条件に成功できるわけではありません。安易な気持ちで独立すると痛い目を見るのも事実です。「やめとけ」という忠告が当てはまってしまう人の特徴を、厳しくお伝えします。

特徴①:自己管理能力がゼロの人

会社員であれば、遅刻しても、多少サボっても、毎月決まった日に給料が振り込まれます。税金の手続きも会社がやってくれます。しかし、フリーランスにその「守り」はありません。

  • 体調管理: 体調を崩して稼働できなければ、その分の報酬は容赦なく引かれます。有給休暇はありません。
  • 事務処理: 請求書の発行、経費の記帳、確定申告、国民健康保険や年金の手続きなど、面倒な事務作業の管理(税理士や社労士に依頼は可能)が必要があります。

これらを「面倒くさい」と放置する人や、誰かに管理されないとダラダラと怠けてしまうような人は、信用を失い、あっという間に市場から退場することになります。自由には責任が伴うという当たり前の事実を直視できない人は、会社員に留まるべきです。

特徴②:指示がないと動けない「指示待ち人間」

コンサルタントとして最も致命的なのがこれです。クライアントが高い報酬を払うのは、あなたが「課題を発見し、解決策を提示し、実行を推進してくれる」からです。

「何をすればいいですか?」「教えてもらっていません」といった受け身の態度は通用しません。

  • 自走力: 不明点があれば自分から情報を取りに行き、仮説を立てて提案する。
  • キャッチアップ力: 新しい業界や技術について、誰かに教わるのを待つのではなく、自ら学び習得する。

ファーム時代に「上司の指示通りに資料を直すだけ」の作業者(ワーカー)として働いていた人は、フリーランスになった途端に価値が出せなくなります。クライアントは「プロ」を雇っているのであり、「教育が必要な新人」を雇っているわけではありません。自ら考え、動き、成果を出せる人でなければ、フリーコンサルタントとして生き残ることはできません。

結論:フリーコンサル業界の未来は明るい

AIの進化や経済の変動など、未来への不安は尽きませんが、「課題解決のプロフェッショナル」であるコンサルタントの需要は、形を変えながらも増え続けるでしょう。特に、組織の枠に囚われず、柔軟に動けるフリーランスの価値は、今後ますます高まっていくと予測されます。

リスクを正しく理解すれば、何も怖くない

「フリーコンサルはやめとけ」という言葉に踊らされる必要はありません。重要なのは、漠然とした不安を因数分解し、リスクを正しく理解し、対策を打つことです。

  • 仕事がなくなるリスク → スキルを磨き、エージェントと良好な関係を築く。
  • 病気のリスク → 民間の就業不能保険に入り、日頃から健康管理をする。
  • 孤独のリスク → フリーランスのコミュニティに参加する。

準備さえしていれば、恐れることは何もありません。むしろ、会社の都合で人生を左右されるリスクの方が、よほど恐ろしいとは思いませんか?

成功者の声:「あの時、挑戦してよかった」

最後に、フリーコンサルタントとして活躍する多くの人々が口を揃えて言う言葉があります。

「もっと早く独立しておけばよかった」 「子供と過ごす時間が増えて、家族の笑顔が増えた」 「自分の力で稼ぐ感覚を知って、将来への漠然とした不安が消えた」

彼らは特別な天才ではありません。ただ、周囲の雑音に惑わされず、自分の市場価値を信じて一歩を踏み出しただけです。その一歩が、人生を劇的に変えるトリガーとなったのです。

まずはエージェントに無料相談から始めてみよう

「自分にできるだろうか」「今のスキルでどれくらい稼げるのか」と悩んでいるなら、まずは情報収集から始めましょう。いきなり辞表を出す必要はありません。まずはエージェントに登録し、自分の市場価値を客観的に診断してもらうことが、成功への第一歩です。

登録や相談は無料です。リスクはありません。まずはLuxe FreeConsultのエージェントと話し、あなたの中に眠っている可能性を確認してみてください。「やめとけ」という言葉が、いかに無意味なものであったか、きっと実感できるはずです。

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About Us

この記事の著者

ラックスフリーコンサル編集部

外資系大手コンサルティングファーム出身。現在は、フリーランスITコンサルタント・PMO専門エージェントを運営し、多くの方のキャリア形成を支援しています。自身の経験から、高単価案件の獲得術やクライアントとの交渉術、市場価値を高める戦略などを熟知。このブログを通じ、案件成功からその先のキャリアまでを見据えた、フリーコンサルタントとして成功するための情報をお届けします。

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