ポストコンサル転職で使えないと言われる理由と対策

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コンサルティングファーム出身者、いわゆる「ポストコンサル」の人材は、転職市場において非常に高い価値を持っています。

論理的思考力、ドキュメンテーション能力、そしてプロジェクト推進力。これらの汎用的なスキルは、IT、業務改革(BPR)、経営企画、システム企画など、業界や職種のジャンルを問わず活躍できる土台となります。そのため、コンサルタントとしての経験があれば、事業会社への転職はもちろん、フリーランスとして独立するなど、キャリアの選択肢は無限に広がっています。

しかし、その一方で「高い年収で採用したのに、現場では全然使えなかった」「理屈ばかりで手を動かさない」といったネガティブな評判が後を絶たないのも事実です。これは個人の能力不足というよりも、コンサルティング業界と事業会社の「文化の違い」や「期待値のズレ」に起因することが大半です。

本記事では、なぜポストコンサルが「使えない」と言われてしまうのか、その構造的な理由を解明し、新しい環境で「頼れる存在」として活躍するための具体的な対策について解説します。

なぜ「ポストコンサルは使えない」と言われてしまうのか

転職市場において引く手あまたであるはずのコンサルタントが、いざ入社してみると「期待外れ」の烙印を押されてしまう。この悲劇は、採用する側とされる側の双方にある認識のギャップから生まれます。

採用側が抱く「即戦力期待」と現実とのギャップ

事業会社がコンサルタントを採用する場合、提示される年収は同年代のプロパー社員(新卒からの生え抜き社員)に比べて高額になる傾向があります。場合によっては、部長クラスや役員待遇で迎え入れられることも珍しくありません。

高い報酬を支払う企業の経営層や現場は、当然ながらそれに見合うだけの成果を求めます。「あの人はコンサル出身だから、この複雑な問題を魔法のように一瞬で解決してくれるだろう」という、過度な期待、あるいは幻想に近いイメージを持たれることが多々あります。

しかし、現実にはどれほど優秀なコンサルタントであっても、その会社特有の商流、システム構造、人間関係、不文律などを理解し、成果を出すまでには一定の時間が必要です。

  • 着任早々に全社の課題を特定し、解決策を提示することを求められる
  • 既存社員が長年解決できなかった難問を、リソースがない中で丸投げされる
  • 成果が出るまでのリードタイム(所要時間)が許容されない

このように、採用側の「超・即戦力」への期待値と、現実的にキャッチアップにかかる時間との間にギャップが生じます。その結果、少しでも立ち上がりが遅れると「高い給料をもらっているのに、何もしてくれない」という厳しい評価に直結してしまうのです。

「戦略だけで実行しない人」と誤解されやすい

コンサルティングファーム、特に戦略系や総合系の上流工程を担当していた人材が陥りやすいのが、「言うだけでやらない」という批判です。

ファーム時代の仕事は、クライアントの課題を分析し、戦略を立案し、実行計画書(ロードマップ)を作成するところまでがメインスコープ(業務範囲)であることが多くあります。実行フェーズはクライアント主体であったり、別のベンダーが担当したりするケースです。

しかし、事業会社において「綺麗な資料を作って、正論を述べること」自体の価値は、ファーム時代ほど高くありません。事業会社が求めているのは「計画」ではなく「結果」であり、「提案」ではなく「実行」です。

  • 会議で課題を指摘するだけで、誰がやるかを決めない
  • 現場のリソース不足を考慮しない、実現困難な「あるべき姿」を描く
  • 汗をかく泥臭い作業を部下や他部署に押し付ける

こうしたスタンスで仕事をしていると、「評論家気取り」「口先だけの人」と見なされ、現場の信頼を一瞬で失います。事業会社では、自ら手を動かし、泥にまみれて障害を取り除く姿勢こそが評価されることを忘れてはなりません。

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コンサルと事業会社のカルチャーギャップを正しく理解する

「郷に入っては郷に従え」という言葉通り、転職先で活躍するためには、その組織の文化や力学を理解する必要があります。コンサルティング業界の常識は、事業会社の非常識になり得ることを認識しましょう。

事業会社は継続的な運営と改善が前提となりやすい

コンサルタントの仕事は「プロジェクトベース」です。期限(納期)があり、ゴール(納品物)が決まっており、プロジェクトが終わればそのチームは解散します。そのため、短期的な成果やインパクトを最大化することに集中する傾向があります。

一方で、事業会社の仕事は「ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)」に基づいています。ビジネスは今日で終わりではなく、明日も明後日も、10年後も続いていきます。

  • その施策は、来年も再来年も運用し続けられるか
  • 担当者が代わっても回る仕組みになっているか
  • 短期的な利益のために、長期的な顧客関係やブランドを毀損していないか

コンサルタントが提案する「論理的に正しい抜本的な改革」が、現場から「運用のことを何も考えていない」と拒絶されるのは、この時間軸の違いが原因です。既存のオペレーション(業務運用)を回しながら、いかにして変化を起こすか。そこには「継続性」と「安定性」への配慮が不可欠です。

スピードと精度のバランス感覚がまったく異なる

コンサルティングファームでは、クライアントから高額なフィーを受け取っている以上、アウトプットには「100点満点」あるいはそれ以上のクオリティが求められます。細部のロジック、てにをは、スライドのレイアウトに至るまで、完璧であることがプロの流儀です。

しかし、事業会社の実務においては、必ずしも100点は求められません。むしろ、変化の激しいビジネス環境においては、「70点の完成度でもいいから、とにかく早く出して市場の反応を見る」「走りながら修正する」というスピード感が重視される場面が多々あります。

  • 完璧な資料を作るために1週間かけるよりも、手書きのメモでいいから今日相談してほしい
  • 緻密な市場調査をするよりも、プロトタイプ(試作品)を作って顧客に見せたい

このスピード感の違いに適応できず、社内会議のための資料作成に何時間も費やしてしまうポストコンサルは、「仕事が遅い」「優先順位が分かっていない」と判断されてしまいます。求められているのは「精緻な分析」なのか、それとも「迅速な意思決定」なのかを見極めるバランス感覚が必要です。

「使えない」を「頼れる」に変えるための具体的な対策

では、ポストコンサルが「使えない」というレッテルを回避し、組織にとってなくてはならない「頼れる存在」になるためには、どうすればよいのでしょうか。

現場に入り込み「一緒に手を動かす」スタンスを徹底する

最も効果的なのは、入社直後の「立ち振る舞い」を変えることです。まずはコンサルタントとしてのプライドを一旦横に置き、現場の社員に対するリスペクトを持ちましょう。

  • 分からないことは素直に教えを乞う
  • 現場のキーマンと膝を突き合わせて、現状の困りごとを聞く
  • 会議の議事録作成やデータ集計など、誰もやりたがらない雑務を率先して引き受ける

「私は皆様を管理しに来たのではなく、皆様の仕事を楽にするために来ました」というメッセージを行動で示すのです。特に、ITシステム導入や業務フロー変更の現場では、実際にシステムを触り、伝票を書き、現場と同じ苦労を体験することが重要です。

「口だけでなく、手も動かしてくれる人だ」と認知されれば、周囲の態度は軟化します。信頼関係(ラポール)が築けて初めて、コンサルタント本来の武器である論理的思考や戦略眼が受け入れられる土壌が整います。

事業会社のKPIと評価基準を深く理解し言語を合わせる

コンサル業界独自の用語(カタカナ語)やフレームワークは、事業会社では通用しない、あるいは嫌悪感を持たれることがあります。「アジェンダ」「コンセンサス」「MECE(ミーシー)」といった言葉を連発せず、その会社の社内用語を使うように意識しましょう。

また、その会社が何を最も大切にしているか(KPI:重要業績評価指標)を深く理解することも不可欠です。

  • 売上規模を追っているのか、利益率を重視しているのか
  • 新規顧客の獲得が優先か、既存顧客の維持(LTV向上)が優先か
  • 従業員満足度やコンプライアンス遵守の重み付けはどうか

提案を行う際は、自分のロジックを押し通すのではなく、「この施策を行うことで、会社の最重要KPIである〇〇がこれだけ改善します」というように、会社の評価基準に合わせて翻訳して伝えるスキルが求められます。

現場から嫌われる?ポストコンサル特有のNG行動パターン

良かれと思ってやったことが、裏目に出ることもあります。以下のような行動は、現場との溝を深める典型的なNGパターンです。

現場を理解せず理想論だけを語る

「他社ではこうやっている」「グローバルスタンダードはこうだ」といった事例を引き合いに出し、自社の現状を否定することです。

現場の社員も、今のやり方がベストではないことは分かっています。それでも変えられない歴史的経緯や、システム上の制約、顧客との関係性などの「事情」があるのです。

その背景を無視して、「なぜできないんですか?」「非効率ですね」と断罪するのは絶対にNGです。「あるべき論」を振りかざす前に、「なぜ現状こうなっているのか」という背景に敬意を払い、現実的な移行ステップ(ソフトランディング案)を一緒に考える姿勢が必要です。

ドキュメント作成に時間をかけすぎて意思決定が遅れる

コンサルタントの習性として、何か報告をする際に、完璧なパワーポイント資料を作りたくなる傾向があります。

しかし、事業会社の日常業務では、チャットツールやメール、あるいは口頭での数分の相談で済むことがほとんどです。上司や関係者が求めているのは「綺麗なスライド」ではなく「判断材料」です。

  • 資料作成に3日かけて報告が遅れる
  • 情報量が多すぎて、結局何を決めてほしいのか分からない
  • スライドの体裁(フォントや色使い)ばかり気にしている

これらは「手段の目的化」です。ドキュメンテーション能力は強力な武器ですが、使う場所とタイミングを間違えると、単なる時間の浪費と見なされます。

組織に縛られたくない人にはフリーコンサルが向いている

ここまで、事業会社に適応するための対策を述べてきましたが、どうしても「社内調整よりも純粋に課題解決に集中したい」「組織のしがらみが苦手だ」という人もいるでしょう。

コンサルタントとしてのスキルには絶対の自信があるものの、事業会社のカルチャーには馴染めない。あるいは、一つの会社に留まるよりも、様々な企業の課題解決に関わりたい。そのような場合は、無理に会社員という枠に収まるのではなく、フリーランスのコンサルタントとして独立するという選択肢も非常に有望です。

社内政治より「プロジェクトと成果」に集中できる働き方

フリーランスであれば、クライアントとは「プロジェクト単位」での契約となります。事業会社の正社員のように、出世のための社内政治や、終わりのない人間関係の調整にエネルギーを割く必要はありません。

純粋に「プロジェクトの成功」「クライアントへの価値提供」という、コンサルタントとして最もやりがいのある部分に集中できます。期間が決まっているため、もし現場のカルチャーと合わなくても、契約満了とともに次の現場へ移ることができます。

また、キャリアアップの観点でも魅力があります。一般的に、同じコンサルティングファームに長く勤め続ける方が、昇給率が高く安定していると言われます。しかし、大手ファームでは上のポストが詰まっていて昇進できないケースも少なくありません。

  • 「アクセンチュアやデロイトなどの大手ではマネージャー止まりだったが、別のファームや事業会社に転職してパートナー/役員クラスになれた」
  • 「フリーランスになることで、ファーム時代よりも高い年収と自由な時間を手に入れた」

このように、場所を変えることで自分の価値を最大化できるのも、汎用的なスキルを持つポストコンサルの強みです。役職ごとキャリアアップを目指す戦略的な転身も十分に可能です。

得意領域に特化すれば高単価案件を複数掛け持ちできる

フリーランス市場では、IT、業務改革、新規事業開発、システム企画など、様々なジャンルの案件が溢れています。

会社員時代は「会社から割り当てられた案件」をこなす必要がありましたが、フリーランスなら「自分の得意な案件」「興味のある案件」だけを選んで受けることができます。

  • 「SAP導入のPMOなら誰にも負けない」
  • 「DX推進の構想策定が得意だ」
  • 「金融業界の規制対応に詳しい」

こうした専門性(タグ)を持っていれば、高単価な案件を継続的に獲得できます。

もし、フリーランスとして活動することに興味がある、あるいは自分の市場価値を知りたいという場合は、Luxe FreeConsult(ラックスフリーコンサル)がサポートいたします。

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この記事の著者

ラックスフリーコンサル編集部

ラックスフリーコンサル編集部

外資系大手コンサルティングファーム出身。現在は、フリーランスITコンサルタント・PMO専門エージェントを運営し、多くの方のキャリア形成を支援しています。自身の経験から、高単価案件の獲得術やクライアントとの交渉術、市場価値を高める戦略などを熟知。このブログを通じ、案件成功からその先のキャリアまでを見据えた、フリーコンサルタントとして成功するための情報をお届けします。

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